◆お知らせ◆

・2010年10月末に記事の大部分を非公開にしましたが、2015年1月より再度公開する事にしました。是非、あなたの生命保険選びや見直しにお役立て下さい。(なお、当サイトの記事は2009年に書いたものですが、今後、随時加筆、修正していきます。)
・当管理者は保険代理店や金融機関に所属する企業系FPではありません。
相談に訪れる顧客から直接報酬をもらった上で、あくまで顧客の立場で仕事をする独立系FPですが、現在、保険相談は承っていません。(なお、保険相談を承るのは2017年の開始を予定しております。)
・また、2015年5月21日にサイト名を「生命保険選び方で劇的に得する方法!!」から「60歳以後も困らない生命保険商品選び方」に変更しました。


2010年01月04日

生命保険商品で補足で選びたい商品!! @特定疾病保障終身保険

@特定疾病保障終身保険
結論から言ってしまうと、この生命保険の商品は、「がん保険の代用」として利用するのであれば活用しがいのある商品だといえます。
但し、優先順位から言えば、私が「こんな生命保険商品を選ぼう!!(前編) 生命保険商品で絶対選びたい商品!!」の項目で紹介した終身医療保険積立利率変動型終身保険(又は変額保険(終身型))、収入保障保険(又は逓減定期保険)の3つの商品の方が「特定疾病保障終身保険」より優先順位が高いと思われる為、まずはそれらの生命保険の商品に加入している事が前提です。

但し、注意して頂きたいのは、「特定疾病保障終身保険」と似た名前の生命保険の商品に「特定疾病保障定期保険」という商品があります。私が今からこのページで紹介させて頂く商品は「特定疾病保障終身保険」です。
特定疾病保障定期保険」は、将来、毎月支払う保険料が5年又は10年、20年毎等に倍々ゲームのように急上昇し、しかも支払った保険料は全てが掛け捨てです。ですので、選択肢には入れる必要は全くありませんので注意しましょう!!




特定疾病保障終身保険の説明に入りますが、この生命保険の商品は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中の3大疾病にかかった場合に、最初に契約した死亡保険金と同額の特定疾病保険金が支払われる商品です。主に外資系生保、損保系生保、異業種から新規参入してきた生保で扱っています。
特定疾病保障終身保険の毎月の保険料は5,500〜6,000円です。(35歳男性、死亡保険金額、又は特定疾病保険金額200万円、保険料60歳払済の場合。)


この保険商品の保険金、給付金支払いの詳細を以下に記載しておきます。
  • 初めてがんにかかったと医師に診断確定されたとき。但し、悪性黒色腫以外の皮膚がん、上皮内がん、責任開始日(保障が開始される日の事です。)から90日以内に診断確定した乳がんを除く。(上皮肉がんは皮膚や内臓の表面にできる腫瘍の事で、治療後はほとんど再発しないと言われています。)

  • 急性心筋梗塞を発病し、60日以上労働の制限を必要とする状態が継続したと医師に診断確定されたとき。(但し、狭心症等は対象になりません。)

  • 脳卒中(脳血管疾患のうち、くも膜下出血、脳内出血、脳動脈の狭塞(脳血栓・脳梗塞))を発病し、60日以上言語障害などの後遺症が継続したと医師に診断確定されたとき。

  • 被保険者(保険が掛けられている人の事です。)が死亡したとき。(三大疾病以外の病気や事故で死亡した場合でも保険金支払いの対象になります。但し、保険金搾取目的でわざと行った交通事故や酒気帯び運転等、本人の故意又は重大な過失があった場合等、例外はあります。)



上記の項目でまず注目して頂きたい事は、上記に記載されている給付金支払いの詳細の項目の、「初めてがんにかかったと医師に診断確定されたとき。」の部分です。つまり、これは、医師にがんと診断されたら給付金支給の対象になるという事です。ですから、極端な話、本格的な治療方法を医師と相談している最中でも、保険会社に給付金支払いの請求をする事が出来ます。
普通、病気や怪我で入院や手術をする場合、給付金の支払いを保険会社に請求するのは退院後や手術後等、治療が終了してからです。しかし、それだと治療に掛かる費用をまず自分で全額負担しなければなりません。その点、特定疾病保障終身保険であれば、前述したように、医師にがんと診断確定されれば給付金(特定疾病保険金)を保険会社に請求できますから、早期にまとまったお金を手に入れる事で、その後にかかってくる治療費等の不安を即解消する事が出来ます。(急性心筋梗塞や脳卒中では、上記の給付金支払いの項目に記載している通り、60日間の制限がある為、直ぐには請求出来ません。)
しかし、給付金(特定疾病保険金)が保険会社から支払われると、契約はそこで終了します。その後の再発や転移等の時は保障されませんが、退院時に受け取った終身医療保険の入院給付金や手術給付金が残っている事も十分考えられる為、その場合治療を続ける事が出来ます。

また、がんや急性心筋梗塞、脳卒中にかからなかった場合ですが、その場合は保障が一生涯続く、終身型の死亡保険として活用できます。(がんや急性心筋梗塞、脳卒中以外の病気、怪我で死亡しても保障額は下がりません。)
この生命保険の商品には、もう一つメリットがあって、それは解約返戻金(解約したら戻ってくるお金の事です。)がある事です。
生命保険商品で絶対選びたい商品!! @終身医療保険」の項目で私は、解約返戻金はない保険商品を選ぶべきと述べましたが、それは終身医療保険が「全ての病気や怪我による入院や手術を保障する生命保険の商品」であり、それは加齢とともに必要性が増し、一生涯保障が必要だと考えられる為で、途中で解約する事が出来ないからです。(使えない解約返戻金の分だけ余分に保険料を支払う分無駄と言える。)
しかし、がんの保障だけとなると、事情が変わってきます。がんは確かに50代、或いは60代に差し掛かると急に発症率が高くなりますが、さらに高齢になると、発症しても、進行が非常に遅くなります。つまり、極端な話、このような場合治療をする必要はほとんどないと考えられ、(体力が相当落ちた高齢者が手術をすると身体にかかる負担も大きい為、かえって危険な場合もある。)がんの保障が将来不要になる可能性も十分考えられます。
がん保険であれば、通常支払った保険料全てが掛け捨てなので、加入している間にがんにかからなければ、それまでに支払った保険料全額保険会社のものになります。しかし、「特定疾病保障終身保険」は、(加入時の利率固定の「定額保険」なので運用商品としては全く期待できないものの、それでも)解約する時期(年齢)にもよりますが支払った保険料の8〜9割ぐらい戻ってきます「特定疾病保障終身保険」は、がん以外にも、急性心筋梗塞や脳卒中、死亡時にも給付金支払いの対象となる為、「がん保険」よりも保障の範囲が広く、かつ、解約返戻金(解約したら戻ってくるお金の事です。)がある為、「がん保険」より一生涯に掛かるコストも少なくて済むと言えます。



・結論
  • 特定疾病保障終身保険」は医師にがんと診断確定されれば給付金(特定疾病保険金)の給付の対象になるので、早期にまとまったお金を手に入れる事が出来る。また、早期にまとまったお金を手に入れる事で、その後にかかってくる治療費等の不安を即解消して、今後の治療の方針をどうするか医師と相談しながら決める事が出来る

  • 特定疾病保障終身保険」は、がん以外にも急性心筋梗塞や脳卒中でも給付金(特定疾病保険金)の給付の対象となる為、(但し、がんと違って60日間の給付制限がある。)保障の範囲が広く、また、それらの病気にかからなかった場合は保障が一生涯の死亡保険として活用する事が出来る。

  • 特定疾病保障終身保険」は解約返戻金(解約したら戻ってくるお金の事です。)がある為、一生涯にかかるコストとしては、掛け捨ての「がん保険」よりその負担は軽い。



生命保険商品で補足で選びたい商品!! A学資保険

A学資保険
結論から言ってしまうと、「こんな生命保険商品を選ぼう!!(前編) 生命保険商品で絶対選びたい商品!!」の項目で紹介した主に3つの生命保険の商品(「終身医療保険」、「積立利率変動型終身保険」、「収入保障保険」)に既に両親とも加入していて、その上に補足として子供の教育資金(特に大学教育の資金)を準備する為に加入するなら加入して損のない商品です。

この生命保険の商品は、主に子供の将来の教育資金(特に大学教育の資金)を積立していく為の商品です。
この生命保険の商品は養老保険死亡保険金額と満期保険金額が同額の商品で、保険期間が終了した時は、満期保険金を受け取る事が出来ます。)の一種です。主に外資系生保、損保系生保、異業種から新規参入してきた保険会社の学資保険が利回りが高い傾向にあります。
毎月の保険料は8,500円〜9,000円ぐらいです。(保険金額200万円、夫35歳、子供0歳、払込期間17年の場合。)



学資保険の説明に入りますが、実は、よくマネー雑誌を見たり、或いは専門家の意見を聞くと、「今の学資保険は予定利率(利回り)が低いし元本割れする事も多いから、それなら自分で貯蓄した方が元本割れしなくてよい。」という意見をよく聞きます。
果たして本当にそうだといえるでしょうか?(元本割れとは満期時に受け取る金額が払込保険料の総額を下回る事で、実際にそのような保険会社やその商品が現在多いのは事実です。
また、バブルの頃の定期預金の金利が高かったように、当時は、これは学資保険に限らずですが、掛け捨てでない生命保険自体の利率が高く、5.5%〜6.0%ぐらいありました。)

このように、学資保険に否定的な意見は多いのですが、私はこの生命保険の商品に加入する事に否定的ではありません。その理由ですが、以下のA、Bの2点から考えていきたいと思います。



A・・・・・もし万一、親(主に夫だと思います。)が死亡した時でも子供の教育資金(特に大学の教育資金)を準備出来るようにしておきたいか?

まず、Aに関してはほとんどの人が、「準備しておきたい。」と答えるのではないでしょうか。
例えば、子供が高校卒業する時までに200万円用意したいと思った時、貯蓄で積み立てていく時の毎月の積立金額は、

200万円÷18(年)÷12(ヶ月)≒9,259円


つまり、銀行に毎月9,259円のお金を預けていけば、子供が高校卒業する時には200万円を用意する事が出来る訳です。(預金の金利を0%として計算しています。)

しかし、これは18年間順調に積立する事が出来た時の話であって、 人間その間に何が起こるか分かりません。もし仮に10年目で親(主に夫だと思います。)が死亡して収入がなくなると、

9,259円×12(ヶ月)×10(年)=111万1,080円


つまり、111万1,080円しか貯める事が出来ません。
一方で、学資保険であれば、最初に加入した時から目標金額(200万円)が保障されます。つまり、子供が3歳の時でも、7歳の時でも、学資保険に加入しておけば、加入した瞬間から(厳密には保障が開始されてからですが・・・。)親(主に夫だと思います。)がいつ死亡したとしても子供が高校卒業する時には200万円保険会社から貰う事が出来ます。また、親に万一の事がなくても子供が高校卒業する時には、満期保険金として200万円受け取る事が出来ます。(但し、保険会社が潰れた場合はこの限りではありません。)

そう考えた場合、「子供の教育資金(特に大学教育の資金)は学資保険で用意した方が安心だ。」と言えます。貯蓄で毎月積立していく場合、万一の際の保障の穴を塞ぐには、死亡保険金額200万円の掛け捨ての定期保険を同時に18年間加入する事を考えなければなりません。



B・・・・・「学資保険」vs「貯蓄+掛け捨ての定期保険」 どちらが費用対効果の点で有利か?

Aの項目では、単なる貯蓄だけでは、積立の途中で親(夫)に万一の事があった場合に目標としている金額(200万円)には届かないので、合わせて死亡保険金額200万円の掛け捨ての定期保険に18年間加入しなければならない事が分かりました。

そこで、「学資保険」と「貯蓄+掛け捨ての定期保険」のどちらが費用対効果の点で有利かという事になります。つまり、この例の場合、「どちらがより少ない費用で200万円を用意する事が出来るか?」という事になります。

T・・・学資保険保険金額200万円、毎月の保険料8,900円、夫35歳、子供0歳、保険料払込期間17年の場合。)

支払総額=8,900円×12(ヶ月)×17(年)=181万5,600円



U・・・貯蓄+掛け捨ての定期保険(「貯蓄」は毎月の積立金額9,259円、「掛け捨ての定期保険 」については、死亡保障金額200万円、保険期間20年、毎月の保険料650円、夫35歳、保険料払込期間18年の場合。)

支払総額=(9,259円+650円)×12(ヶ月)×18(年)=214万344円


TもUもどちらの方法でも子供が高校を卒業する時には200万円を準備する事が出来ますが、Tの学資保険で準備した方が有利だと言えます。(Uの場合、貯蓄の金利は0%として計算しています。)もちろん、貯蓄を投資性のある商品で運用して学資保険との差額は運用益で稼ぐという方法もなくはないですが、運用益が得られる保障はありません。また、下手すれば元本割れのリスクを伴います。ですから、費用対効果の点で有利な学資保険で子供の教育費を準備する方法は、万一の場合もそうでない場合も確実に資金を準備出来る方法だと私は思います。払込保険料総額より約1割増えて戻ってくる訳ですし、年率に換算すれば1%以上の利子があります。




・結論
  • 将来の子供の教育費を準備する為の方法として、万一の時の保障を考慮すれば、貯蓄より学資保険が保障がある分、断然有利だといえる!!

  • 貯蓄で子供の教育費を準備する場合、保障の穴を塞ぐ為にはそれと同時に掛け捨ての定期保険にも加入しなければならない。だが、費用対効果の点でここでも学資保険が断然有利!!

  • 学資保険の場合、毎月保険料を払っておけば、受取時には約1割増えて戻ってくる!!(利率の良い保険会社の場合。)低金利の今の時代でも、年率に換算すれば1%以上の利子はある!!

生命保険商品で補足で選びたい商品!! Bこども共済

Bこども共済
結論から言ってしまうと、「こんな生命保険商品を選ぼう!!(前編) 生命保険商品で絶対選びたい商品!!」の項目で紹介した主に3つの生命保険の商品(「終身医療保険」、「積立利率変動型終身保険」、「収入保障保険」)に既に両親とも加入していて、その上で、万一の子供の怪我や病気に備える為に加入するというのであれば、加入して損のない商品です。

この生命保険の商品は、主に子供の医療保障を確保する為の保険商品です。月々の保険料は約1,000円〜で、各種共済で扱っています。
保障内容を示すと以下の表のようになります。(図をクリックすると拡大表示されます。)

こども共済の保障内容

解説に入る前に補足しておくと、子供が小さいうちは、自治体によっては医療費を補助してくれる場合がありますので、この生命保険の商品に加入するかどうかは、読者のみなさんの判断次第だと私は思います。

さて、子供の病気や怪我を保障する生命保険の商品は、他にも医療保険傷害保険がありますが、私が敢えてこれをお勧めするのはこども共済の保障範囲が広いからです。

例えば、医療保険では病気や怪我による入院は保障されますが、通院までは保障されません。(一部、保障される商品もあります。)
また、傷害保険では交通事故による怪我やその他の怪我も含め、それらを原因とする入院や通院は保障されますが、病気による入院までは保障されません。

その点、こども共済であれば、医療保険では保障されない交通事故やその他の事故も含めた通院まで保障されますし、また、傷害保険では保障されない病気の保障もされます。つまり、こども共済であれば、医療保険の保障の穴と傷害保険の保障の穴を同時に塞ぐ事ができ、保障の範囲を広くする事が出来るという訳です。




・結論
  • 子供の治療費は、自治体よっては負担してくれる場合があり、加入は読者のみなさんの判断次第である。

  • こども共済は医療保険傷害保険と比べると保障の範囲が広い!!(医療保険では保障されない怪我の通院を保障し、傷害保険では保障されない病気の入院も保障される。)

  • こども共済の月々の保険料は(共済では掛け金という。)約1,000円〜なので負担は軽い!!




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