◆お知らせ◆

・2010年10月末に記事の大部分を非公開にしましたが、2015年1月より再度公開する事にしました。是非、あなたの生命保険選びや見直しにお役立て下さい。(なお、当サイトの記事は2009年に書いたものですが、今後、随時加筆、修正していきます。)
・当管理者は保険代理店や金融機関に所属する企業系FPではありません。
相談に訪れる顧客から直接報酬をもらった上で、あくまで顧客の立場で仕事をする独立系FPですが、現在、保険相談は承っていません。(なお、保険相談を承るのは2017年の開始を予定しております。)
・また、2015年5月21日にサイト名を「生命保険選び方で劇的に得する方法!!」から「60歳以後も困らない生命保険商品選び方」に変更しました。


2010年01月04日

生命保険商品で補足で選びたい商品!! A学資保険

A学資保険
結論から言ってしまうと、「こんな生命保険商品を選ぼう!!(前編) 生命保険商品で絶対選びたい商品!!」の項目で紹介した主に3つの生命保険の商品(「終身医療保険」、「積立利率変動型終身保険」、「収入保障保険」)に既に両親とも加入していて、その上に補足として子供の教育資金(特に大学教育の資金)を準備する為に加入するなら加入して損のない商品です。

この生命保険の商品は、主に子供の将来の教育資金(特に大学教育の資金)を積立していく為の商品です。
この生命保険の商品は養老保険死亡保険金額と満期保険金額が同額の商品で、保険期間が終了した時は、満期保険金を受け取る事が出来ます。)の一種です。主に外資系生保、損保系生保、異業種から新規参入してきた保険会社の学資保険が利回りが高い傾向にあります。
毎月の保険料は8,500円〜9,000円ぐらいです。(保険金額200万円、夫35歳、子供0歳、払込期間17年の場合。)



学資保険の説明に入りますが、実は、よくマネー雑誌を見たり、或いは専門家の意見を聞くと、「今の学資保険は予定利率(利回り)が低いし元本割れする事も多いから、それなら自分で貯蓄した方が元本割れしなくてよい。」という意見をよく聞きます。
果たして本当にそうだといえるでしょうか?(元本割れとは満期時に受け取る金額が払込保険料の総額を下回る事で、実際にそのような保険会社やその商品が現在多いのは事実です。
また、バブルの頃の定期預金の金利が高かったように、当時は、これは学資保険に限らずですが、掛け捨てでない生命保険自体の利率が高く、5.5%〜6.0%ぐらいありました。)

このように、学資保険に否定的な意見は多いのですが、私はこの生命保険の商品に加入する事に否定的ではありません。その理由ですが、以下のA、Bの2点から考えていきたいと思います。



A・・・・・もし万一、親(主に夫だと思います。)が死亡した時でも子供の教育資金(特に大学の教育資金)を準備出来るようにしておきたいか?

まず、Aに関してはほとんどの人が、「準備しておきたい。」と答えるのではないでしょうか。
例えば、子供が高校卒業する時までに200万円用意したいと思った時、貯蓄で積み立てていく時の毎月の積立金額は、

200万円÷18(年)÷12(ヶ月)≒9,259円


つまり、銀行に毎月9,259円のお金を預けていけば、子供が高校卒業する時には200万円を用意する事が出来る訳です。(預金の金利を0%として計算しています。)

しかし、これは18年間順調に積立する事が出来た時の話であって、 人間その間に何が起こるか分かりません。もし仮に10年目で親(主に夫だと思います。)が死亡して収入がなくなると、

9,259円×12(ヶ月)×10(年)=111万1,080円


つまり、111万1,080円しか貯める事が出来ません。
一方で、学資保険であれば、最初に加入した時から目標金額(200万円)が保障されます。つまり、子供が3歳の時でも、7歳の時でも、学資保険に加入しておけば、加入した瞬間から(厳密には保障が開始されてからですが・・・。)親(主に夫だと思います。)がいつ死亡したとしても子供が高校卒業する時には200万円保険会社から貰う事が出来ます。また、親に万一の事がなくても子供が高校卒業する時には、満期保険金として200万円受け取る事が出来ます。(但し、保険会社が潰れた場合はこの限りではありません。)

そう考えた場合、「子供の教育資金(特に大学教育の資金)は学資保険で用意した方が安心だ。」と言えます。貯蓄で毎月積立していく場合、万一の際の保障の穴を塞ぐには、死亡保険金額200万円の掛け捨ての定期保険を同時に18年間加入する事を考えなければなりません。



B・・・・・「学資保険」vs「貯蓄+掛け捨ての定期保険」 どちらが費用対効果の点で有利か?

Aの項目では、単なる貯蓄だけでは、積立の途中で親(夫)に万一の事があった場合に目標としている金額(200万円)には届かないので、合わせて死亡保険金額200万円の掛け捨ての定期保険に18年間加入しなければならない事が分かりました。

そこで、「学資保険」と「貯蓄+掛け捨ての定期保険」のどちらが費用対効果の点で有利かという事になります。つまり、この例の場合、「どちらがより少ない費用で200万円を用意する事が出来るか?」という事になります。

T・・・学資保険保険金額200万円、毎月の保険料8,900円、夫35歳、子供0歳、保険料払込期間17年の場合。)

支払総額=8,900円×12(ヶ月)×17(年)=181万5,600円



U・・・貯蓄+掛け捨ての定期保険(「貯蓄」は毎月の積立金額9,259円、「掛け捨ての定期保険 」については、死亡保障金額200万円、保険期間20年、毎月の保険料650円、夫35歳、保険料払込期間18年の場合。)

支払総額=(9,259円+650円)×12(ヶ月)×18(年)=214万344円


TもUもどちらの方法でも子供が高校を卒業する時には200万円を準備する事が出来ますが、Tの学資保険で準備した方が有利だと言えます。(Uの場合、貯蓄の金利は0%として計算しています。)もちろん、貯蓄を投資性のある商品で運用して学資保険との差額は運用益で稼ぐという方法もなくはないですが、運用益が得られる保障はありません。また、下手すれば元本割れのリスクを伴います。ですから、費用対効果の点で有利な学資保険で子供の教育費を準備する方法は、万一の場合もそうでない場合も確実に資金を準備出来る方法だと私は思います。払込保険料総額より約1割増えて戻ってくる訳ですし、年率に換算すれば1%以上の利子があります。




・結論
  • 将来の子供の教育費を準備する為の方法として、万一の時の保障を考慮すれば、貯蓄より学資保険が保障がある分、断然有利だといえる!!

  • 貯蓄で子供の教育費を準備する場合、保障の穴を塞ぐ為にはそれと同時に掛け捨ての定期保険にも加入しなければならない。だが、費用対効果の点でここでも学資保険が断然有利!!

  • 学資保険の場合、毎月保険料を払っておけば、受取時には約1割増えて戻ってくる!!(利率の良い保険会社の場合。)低金利の今の時代でも、年率に換算すれば1%以上の利子はある!!


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